伐採の方法① 必要な道具
時折、庭の木を自分で伐採したいというご相談を受けます。
もちろんできる限りのことはお教えするのですが、木の伐採は高い技術が要求されるとても危険な作業です。
本来であれば専門の業者に依頼していただきたいのですが、費用が嵩むことも多くホームセンターでチェンソーを購入し、自分で伐採したいという方も多いかと思います。
そこで安全な木の伐採について初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
今回は必要な道具を紹介していきます。
なお、個別の道具の細かな解説は別記事に書いきます。
1.チェンソー
まずはチェンソーです。
大別して普通のチェンソーとトップハンドルソーの2種類があります。
どちらも長所があり使い分けが大切なのですが、比較的大きく木の伐採に適している普通のチェンソー、小型軽量ですがパワー不足で枝落としなどに適したトップハンドルソーといったイメージです。
ご自身の用途に合わせて選んで下さい。
2.ヘルメット
ヘルメットは伐採をする際に欠かすことはできません。
すべての事故が防げるわけではありませんが最低限の安全対策として必ず使用して下さい。
できればフェイスシールドとイヤーマフの付いたものがお勧めです。
3.防護ズボン/チャップス
防護ズボンは誤ってチェンソーが当たってしまったときに中から繊維が飛び出し、刃に絡まることで切傷を防ぐ安全装備です。
ヘルメット同様にチェンソーを使用する際は最低限の安全対策として使用して下さい。
防護ズボンと前掛けタイプのチャップスがあります。
安全性が高いのは防護ズボン、手軽なのがチャップスですのでご自身のお好みに合わせてお選び下さい。
なおヘルメットと防護ズボン以外の服装は、裾などが巻き込まれにくい長袖長ズボン、安全靴、防振手袋が望ましいです。
4.クサビ、ハンマー
木を伐採する際、最後にクサビをハンマーで打ち込んで倒します。
クサビを使用せずに倒せることも多いですが、使用すればより安全に倒すことができます。
ハンマーについては手斧やトビなどといった道具で代用してもかまいません。
5.ノコギリ
チェンソーがあれば必要ないのではないかと思うかもしれませんがぜひご用意ください。
邪魔な枝を切る、不要な低木の除去に活躍します。
また、チェンソーが誤って木に挟まれたときなどにあると安心です。
以上が木の伐採に必要な道具になります。
他にもナタやロープなどあれば便利な道具も多いですがまずはこれらを用意して伐採に臨んでいただければと思います。
🕐2024年07月27日 カテゴリー:作業解説 タグ:伐採,道具